ハワイ州が取り組むアロハプラスチャレンジとは?

2021.04.08

アロハプラスチャレンジとは?

ハワイ州は、国連総会で2015年9月に持続可能な開発目標SDGsの採択前から官民一体となり、経済、社会、環境の面から持続可能な社会を目指すために、6つの項目で目標を掲げ、2030 年までに達成できるように取り組んでいます。

この6つの項目による各取り組みは、SDGsのフレームワークとも連動しています。ハワイ版SDGs「アロハプラスチャレンジ」の目標に対する達成状況は下記のダッシュボードで確認できます。

クリーンエネルギーへの転換

2030年までにエネルギー供給量の70%をクリーンエネルギーへ転換。70%のうち40%を再生可能エネルギー、30%をエネルギー効率として転換。2045年までに100%代替エネルギーで供給することを目標にしています。

自然資源の管理

淡水の確保、河川流域の森林 30%を保全、地元住民主導型の海洋資源管理、外来種抑制、ハワイ固有種の保護などを通して自然資源の保全を目指します。また、淡水の確保や外来種へのバイオセキュリティ計画も含まれています。

持続可能なスマートコミュニティの形成

2030 年までに経済的な豊かさや、交通手段の幅広い選択肢、災害からの回復力、温室効果ガスの排出削減、生活しやすい社会の形成を目指します。住宅費や交通費の削減、公共空間の多様化、土地利用の改善も含みます。

廃棄物の削減

リサイクル、生物学的変換、生活習慣の改善、ゴミ・排水処理の方法開発などによって 2030 年までに 70%の廃棄物削減を目指します。資源の再利用やリサイクルにも取り組みます。

グリーンジョブ&環境教育

2030 年までに、質の高い教育、雇用、労働力や専門的な能力の開発、イノベ
ーションと起業機会の創出、持続可能な観光促進、経済の多様性を強化し、グ
リーン成長の見通しを高め、地元のグリーンジョブや環境教育を増やします。

地元産の食料供給

現在ハワイの食料自給率は約 10%。2030 年までにハワイ州の食料生産量を2倍に増やし、消費される食料の 20~30%を地元産のもので賄う目標を掲げています。地元産食料価格を削減する他、食料廃棄物の削減も目指します。

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