アロハプラスチャレンジ:クリーンエネルギーへの転換

2021.06.14

ハワイ州は、2014 年7月、持続可能な社会の実現に向けて進める6つの取り組みを掲げる「アロハプラスチャレンジ」という目標が定められました。これは、ハワイ版SDGsと言われ、以下の6つの取り組みを行っています。

①クリーンエネルギーへの転換
②地元産の食料供給
③自然資源の管理
④廃棄物の削減
⑤持続可能なスマートコミュニティの形成
⑥グリーンジョブ&環境教育

旅行業界、教育機関においても、これらの取り組みをご理解いただき、環境にやさしいツアー会社の選定やこれらの取り組みへ賛同いただけましたら幸いです。

クリーンエネルギーへの転換

2030年までにエネルギー供給量の70%をクリーンエネルギーへ転換。70%のうち40%を再生可能エネルギー、30%をエネルギー効率として転換。2045年までに100%代替エネルギーで供給することを目標にしています。

ここでは、「クリーンエネルギーへの転換」に向けた、NPO団体、アトラクション施設の取り組みを紹介します。

事例:ブループラネット財団

ブループラネット財団は、気象変動の問題解決への取り組みとハワイ州の100%再生エネルギー化達成を促進する非営利団体です。

2015年6月、ハワイ州は、米国初となる「100%再生可能エネルギー法」を可決しました。これにより、2045年までに州の電力の100%を再生可能エネルギー資源から生成することが義務付けられています。

ブループラネット財団では、この長期的なビジョンの実現を目標として、政策レベルとコミュニティレベルの両方で重要なエネルギー変革の責任を担っています。そのために、様々な教育プログラムを通じて、クリーンエネルギーや気候変動の研究分野の次世代リーダー育成も行っています。

ハワイ州観光局は、2019年日本から中高生を招き、再生エネルギーやクリーン輸送、化石燃料に頼らない自然資源の有効的な使い方について学び、クリエイテ
ィブな解決策を考案する機会を提供しました。

事例:ウェット&ワイルド ・ハワイ

ウェット&ワイルド・ハワイは、2020年アトラクション内に、太陽光発電システムによる持続可能なエネルギー技術を導入する計画を始め、2021年4月22日、新しい1.3 MWメガソーラーシステムを導入しました。

太陽光発電システムは、駐車場の屋根の部分に設置し、屋根付き駐車場となっています。ウェット&ワイルド ・ハワイ は、ハワイ初の100%太陽光発電のアトラクション施設です。

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