ハワイ州は、2014 年7月、持続可能な社会の実現に向けて進める６つの取り組みを掲げる「アロハプラスチャレンジ」という目標が定められました。これは、ハワイ版SDGsと言われ、以下の６つの取り組みを行っています。
①クリーンエネルギーへの転換
②地元産の食料供給
③自然資源の管理
④廃棄物の削減
⑤持続可能なスマートコミュニティの形成
⑥グリーンジョブ＆環境教育
旅行業界、教育機関においても、これらの取り組みをご理解いただき、環境にやさしいツアー会社の選定やこれらの取り組みへ賛同いただけましたら幸いです。
2030 年までに、質の高い教育、雇用、労働力や専門的な能力の開発、イノベーションと起業機会の創出、持続可能な観光促進、経済の多様性を強化し、グリーン成長の見通しを高め、地元のグリーンジョブや環境教育を増やします。
2007年に設立されたクプ・ハワイ（KUPU Hawaii）は、オアフ島ホノルルに拠点を置くNPO団体で、次世代に持続可能なエネルギーや環境保全に関する教育プログラムを提供しています。
「クプ」とは、ハワイ語で、「育成する、成長する、拡大する」という意味です。
KUPUでの研修は、次の時代を担う若年層にハワイ文化や環境について学ぶ場を提供し、リーダーシップや責任感を培い、彼らの人生や仕事に役立つ教育を行っています。
クプハワイは、16歳～24歳の若年層に向けた100種類にもおよぶ様々なプログラムを行っています。
プログラムの一例
プログラムの詳細は、https://www.kupuhawaii.org/programs/ (英語）
2019年、カカアコに開設したThe Harry and Jeanette Weinberg Hoʻokupu Center は、次世代を担う若年層のジョプスキルを磨くための施設です。
この施設は、ハワイの若年層に向けて、教育やサービスを提供し、活気づいたハワイを未来に持続させることを目的に設立されました。
施設の入口は、開放的で広々として、各教室は透明なガラスで仕切れているので、教室内の様子がわかるようになっています。コロナ禍で、収容人数は 100 人と限定されていますが、メインのロビーエリア（Hālau）は、最大 200 人が収容できるようになっています。
また、施設全体が持続可能なモデル「ネット・ゼロ・エネルギー（正式名称：Net-Zero energy-rated photovoltaic system）」を取り入れ、エネルギー消費を減少させ、EV チャージングステーションを設置することで、エネルギーを自ら生み出し、建物内で使用するエネルギー消費量をゼロにすることを目指しています。
写真1-2枚目 建物入口
写真3-4枚目 メインロビー
写真5枚目 クラスルーム
写真6枚目 キッチン
写真7枚目 トレーニングルーム
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