マラマハワイの企業取り組み:サンゴ礁にやさしい取り組み

2021.07.17

ハワイのサンゴ礁が白化して、死んでいるのを知っていますか?

アメリカ海洋大気庁(NOAA)によると、ハワイ島で56%、マウイ島で 44%、オアフ島で32%のサンゴ礁が白化を受け死滅していると言われています。そして、今後も大規模な影響があると予測されています。

アメリカ合衆国国立公園局によると、年間4,000~6,000トンの日焼け止めが、人の皮膚からサンゴ 礁の海域に流れ出ていると言われています。そして、 この日焼け止めに含まれる一部有害成分(オキシベンゾンやオクチノキサート)が、サンゴ礁を白化させ、死滅させてしまう原因です。

ハワイ州ではサンゴ礁への有害物質を含む日焼け止めの販売は禁止に

ハワイ州では、2021年1月1日から、サンゴ礁への有害が指摘されている成分を含んだ日焼け止めの販売を禁じる法案が成立しました。
ハワイでは、「Reef safe」とパッケージに表示されたおしゃれな日焼け止めが多数販売されています。是非、日焼け止めご使用前に、サンゴ礁に有害な成分が含まれていないかチェックしてください。そして、サンゴ礁の優しい日焼け止めを使用してください。

サンゴ礁を保護するための企業の取り組み

ハワイのホテルでは、サンゴ礁にやさしい日焼け止めをホテル内に設置するなど

アウトリガー・ホテルズ&リゾーツの『OZONE(アウトリガー・ゾーン)プロジェクト』

アウトリガー・ホテルズ&リゾーツは、世界の海が健康で美しい状態を保てるように、『OZONE(アウトリガー・ゾーン)』と名付けた国際的な自然保護プロジェクトとして、海洋保全活動を積極的に行っています。

OZONEの目的は、同ホテルに宿泊されるお客様に様々な学びやアクティビティを提供しながら、サンゴ礁の健康状態を回復させ、ハワイをはじめ世界の美しい海洋環境を保護しています。具体的には、宿泊されるゲストの皆様に、客室内でのビデオ視聴、ホテル内でのレクチャー、サンゴ礁の植え付けといったコミュニティ活動に参加できる機会を提供しています。

また、サンゴ礁に害のない日焼け止め「Reef Friendly Sunscreen」をホテル内のプールに設置しています。

星野リゾート サーフジャック ハワイ

サーフジャック ハワイは、人と環境に配した日焼け止めを販売している「Raw Elements USA®(ロウ エレメンツ)」とパートナーシップを組み、パブリックスペースに無料で利用できる日焼け止めディスペンサーを設置しています。ロウ・エレメンツの日焼け止めは、ナチュラル・オーガニックと認定されている成分を使用し、乳幼児から使用できる、肌にも地球にも優しい日焼け止めです。

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