古代ハワイアンは限られた資源を有効に使って西洋文化が入る前から長い間生活してきました。現在ハワイでは、ハワイアン祖先が持続可能な⾷料供給を⽬指し開発した養⿂池を復元させ、環境に負荷をかけない漁業技法や⼟地を守り愛することの⼤切さを次世代へ継承する活動が活発に行われています。
フィッシュポンド(養魚池)は、kuapa(石壁)とmakaha(水門)で構成されています。満潮の際に小さな魚がフィッシュポンドに入り、栄養を蓄え大きくなり、干潮の際に海に出ようとすると、その頃には身体が大きくなりすぎて、水門から出ることができずそのまま養殖されるという仕組みです。
ハワイには、昔400以上ものフィッシュポンドが存在していましたが、いまではその10分の1ほどしか残っていません。その理由は、住居や商業施設のために埋め立てられたためです。そのため、ハワイ州では、Aloha+CHALLENGEで掲げている「自然資源の管理」の目標の下、フィッシュポンドの復元に力を入れています。