この度、2022年4月3日（日）から3泊5日の日程で、一般社団法人日本旅行業協会（JATA）主催のハワイ視察旅行「JATAハワイ視察団 ～海外企画旅行の再開に向けて～」がハワイで開催されました。JATAハワイ視察団の派遣目的は、１）安心で安全なハワイ側の受け入れ態勢の確認と確立、２）ハワイにおける日本市場のプレゼンスの向上です。
髙橋広行JATA会長を視察団団長として、2021年度JATAアウトバンド促進協議会、北中南米部会 ハワイ・サブ部会メンバー旅行会社、およびハワイ州へ就航する航空会社などによって構成された21名が参加し、ハワイ州知事をはじめ、ハワイ観光行政関係者、要人らと、日本からのハワイ旅行の本格的な再開に向けた会議・意見交換などが行われました。
ハワイ州観光局は、ハワイ州の観光振興機関であるハワイ・ツーリズム・オーソリティ（HTA）と連携し、ハワイ州知事、ホノルル市長、マウイ郡長、ハワイ郡長、上院議員議長、下院議員議長との協議の場を設定する他、ハワイコンベンションセンターにてレセプションを開催し、海外旅行復活に向けた意見交換の場を提供しました。
JATA視察団現地スケジュール
4月4日（月）
・ハワイ・ツーリズム・オーソリティ（HTA）及びハワイ州議会議員との会談
・在ホノルル日本国総領事館 青木総領事との会談
・ホノルル市長、ハワイ郡長、マウイ郡長、HTAとの会談
・ウェルカム カクテル レセプション
4月5日（火）
・第8代ハワイ州知事 デイビッド・イゲとの会談
・業界レセプション
4月4日（月）に開催されたHTA及びハワイ州議会議員らの意見交換では、日本市場のプレゼンスの高さを再確認し、ロン・コウチ上院議長、スコット・サイキ下院議長からは、「ハワイは日本人旅行者の戻りを心待ちにしている」といった発言がよせられました。日本とハワイは文化的にも歴史的にも特別なつながりがあることも強調し、日本人旅行者の質の高さはハワイ州が推進するマラマハワイの啓蒙においても、非常に大切だと述べました。
意見交換にはHTAからも局長＆CEOのジョン・デ・フリーズ、チーフ・ブランドオフィサーのカラニ・カアナアナ、チーフ・アドミニストラティブオフィサーのキース・レーガンが参加しました。ジョン・デ・フリーズは、「マラマはハワイを象徴する言葉であり、アロハスピリットと同じように、ハワイにはマラマハワイの気持ちが根付いている。日本人旅行者はこのハワイの価値観を一番理解している。」と発言しました。ハワイ州観光局は、今後も旅行業界の皆様と連動し、マラマハワイのメッセージをさらに啓蒙してまいります。
高橋会長は、日本の水際対策の緩和に加え、4月1日より外務省による感染症危険情報レベルがレベル２へ緩和されたことを受け、これを契機に旅行会社によるハワイ旅行商品の造成、そして企画型旅行再開へ向けて各社取り組みを強化していくと表明しました。
リック・ブランジアーディ ホノルル市長、ミッチ・ロス ハワイ郡長、マイケル・ビクトリーノ マウイ郡長、HTAらが参加した午後の会談でも、ハワイの島々は日本人旅行者の訪問を期待している、日本人旅行者を歓迎する準備がハワイは整っているといったメッセージが伝えられました。
さらに、参加した市長、郡長からは、ハワイへの訪問はもちろん、今後は姉妹都市・友好都市など日本とのつながりをさらに強固にしていきたいという意思表明もありました。
4月 5日、JATAハワイ視察団訪問の2日目には、ワシントン・プレイスにおいてハワイ州知事 デイビッド・イゲとの会談が開催されました。イゲ州知事は、新型コロナウイルスが感染拡大してから、ハワイ州は、州民と訪問者の安全確保のためにいち早く対策を講じ、全米でハワイ州が最後までマスクの着用を義務付けてきたことなど、全島で一貫した感染防止対策に取り組んでいることについて述べました。結果、ハワイ州は全米で最もコロナの感染率が低く、旅行者を迎え入れる準備が整っていることについても言及する一方、北米からの旅行者は順調にしているが、海外からの旅行者の回復が課題であるとし、日本人旅行者がハワイに戻ってくることは欠かせないと発言しました。
参加した旅行会社やエアラインの皆さまからは、パッケージ旅行商品の再開やハワイ線の増便、就航に関して、とても前向きなコメントをいただき、改めて日本人旅行者の回復に向け、ハワイ州としても全面的に協力していきたいという方向性を確認する会談となりました。
JATAハワイ視察団の最終日には、HTA主催による業界向けのレセプションも開催され、ハワイ各島のサプライヤーや業界関係者らが集いました。コロナ禍において約3年ぶりとなるレセプションでは、今後のハワイ旅行の本格的な再開に向けて、改めて一致団結して取り組んでいく姿勢を確認しました。
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