ハワイ・ツーリズム・オーソリティ 新局長兼CEOにジョン・デ・フリーズ氏が就任

ハワイ・ツーリズム・オーソリティ（所在地：米国ハワイ州ホノルル市、以下、HTA）は、ジョン・デ・フリーズ氏がHTAの新局長兼CEOに就任したことを発表しました。

8月27日に開催されたHTAの理事会会議において、ジョン・デ・フリーズ氏を新しいHTA局長兼CEOに選出することが満場一致で決定し、ジョン・デ・フリーズ氏がその申し出を受け入れました。ジョン・デ・フリーズ氏は、HTA局長兼CEOに就任する初のネイティブ・ハワイアンとして、９月16日から職務に就きます。

HTAは、局長兼CEOの要職に300通を超える応募を受け付け、審査過程において、ホノルル市を拠点とするエグゼクティブ調査および人材派遣会社のビショップ＆カンパニーに支援を依頼しました。6人のHTA理事会メンバーと3人のコミュニティメンバーから成る選定委員会は、面接のために9人の最終候補者のグループに絞り込む前に、申請者の適格性を確認しました。理事会会議がエグゼクティブ・セッションに入った８月27日に、HTA理事会全体で最終選考に残った2名の候補者に面接を行いました。

「ハワイの経済回復と地域福祉の向上には、すべての部門において、これまで以上の集中力、協力体制、連携、調整力、そして経営幹部の統一されたリーダーシップ力が必要です。ハワイ・ツーリズム・オーソリティのリーダーに選ばれたことに感謝しています」とジョン・デ・フリーズ氏は述べています。

ワイキキで生まれ育ち、現在はハワイ島のコナに在住しているデ・フリーズ氏はハワイの文化に深く関わりながら長老たちに育てられました。観光およびリゾート開発産業界で40年以上の専門的な経験を重ね、観光産業における最近の経験には、ネイティブ・ハワイアン・ホスピタリティ協会のエグゼクティブ・ディレクターとしての経験も含まれています。また、ハワイのホスピタリティと不動産開発業界を専門とするビジネス・コンサルタント業およびプロジェクト管理会社であるネイティブ・サン・ビジネス・グループの社長兼主席顧問を務めています。

ジョン・デ・フリーズ氏は、以前ハワイ島郡の調査開発局において、観光、農業、再生可能エネルギーなどの経済成長を振興する責任ある部門を率いていました。それ以前は、ハワイ島の高級住宅開発会社ホクリアの社長兼CEOを務めていました。

また、ジョン・デ・フリーズ氏は、アリゾナ州立大学のジュリー・アン・ライグラリー・グローバル・インスティテュート・オブ・サステナビリティ、エリソン・オニズカ・メモリアル・コミッティ、ビショップ博物館、ハワイ・グリーン・グロ―ス、フレンズ・オブ・ザ・フューチャー、ケアホレ・センター・オブ・サステナビリティ、クアロア・ランチ・ハワイを含む多くのコミュニティの顧問及び理事をも務めています。

「今、ハワイは世界的なパンデミックと経済崩壊により、無数の困難な課題に直面しています。その中でも、観光産業の再開は、地域社会に大きな不安が高まっている時期だと感じます。しかし、公的機関と民間機関の両方におけるハワイの指導者たちの弾力性と創造性、そして地域社会のために解決策を熱心に模索している叔母や叔父、両親、長老、若者、コーチ、教師、大臣、医療従事者、エッセンシャルワーカーがいるため明るい希望があります。」とジョン・デ・フリーズ氏は述べています。

近年、デ・フリーズ氏は、ダライ・ラマ法王やGoogle Xのラピッドイバリュエーションチームのメンバー、ノルウェー初の女性首相のグロハーレムブラントランド氏、著名な弁護士、民主化運動家でありパキスタンの女性運動の第一人者であるヒナ・ジラニ氏、南アフリカ、ケープタウンの名誉デズモンドチュチュ大司教、ウェリントンのビクトリア大学でマオリ研究の国内初の学部を創設したニュージーランドのサー・シドニー・モコ・ミード博士等などと関わり、持続可能な生活や人権、ネイティブインテリジェンスの採用などハワイにおけるリーダーシップの機会を主張する集会などにも積極的に参加しています。

HTA理事会のリック・フライド理事長は、「理事会は、ジョンがハワイに世代的なルーツを持つ新しいHTA局長兼CEOとして、新型コロナウイルス感染症が世界的に流行しているこの時期に、必要とされる未来への彼のビジョンが示され、素晴らしい仕事をするだろうと感じています。」と述べています。

*本リリースは2020年９月９日にHTAが公開したニュースリリースを抄訳したものです。