ハワイ州観光局は、ハワイの文化や歴史、自然などのハワイの正しい知識を共有し、真のハワイの魅力を伝えることを目的に開設した公式ラーニングサイト「アロハプログラム」の2020年の活動実績と2021年の活動目標を発表しました。
コロナ禍でハワイへ行くことができない状況が続いた2020年、アロハプログラムの新規メンバー登録者は13,959名(前年比123.1%)、ハワイスペシャリスト検定の受検者は27,286名(前年比201%)と、いずれもアロハプログラムを開設した2012年以降で最多を記録しました。これにより、アロハプログラムのメンバー登録者は60,406名になりました。
※ 上記の数字は2020年12月末日の人数です。
ハワイスペシャリスト検定は、ユース、初級、中級、上級の4つに区分され、会員種別では、誰でも登録できる「一般」、観光業に携わる方を対象とした「旅行業界」、ショップ、レストラン、イベント運営会社、メディア、その他ハワイ関連企業・団体の方を対象とした「関連事業者」、20歳未満の「ユース」があります。2020年はハワイスペシャリスト上級検定の受検者が増え、「一般」では274名(前年比135%)、「旅行業界」部門では6,703名(前年比240.9%)が合格し、上級取得者の累計は15,743名になりました。
ハワイ州観光局では、ハワイスペシャリスト検定の上級取得者が多数在籍する旅行会社やレストランなどを「ハワイ州観光局認定ハワイサテライトグループ」として認定し、ハワイイベントの実施、ツアー商品の紹介、スタッフによる現地レポートなど、地元に密着した情報発信をしていただいています。2020年12月時点、日本とハワイに合わせて142のハワイ州観光局認定ハワイサテライトグループ(451店舗)があり、各地で観光再開に向けた企画立案、現地情報の共有や勉強会などが実施されています。
アロハプログラム公式サイト内の「ハワイを学ぶ」では、これまでに500本以上の講座、100回以上のウェブセミナー、約150本の公開動画、50冊以上の参考図書を公開しており、ハワイを学ぶためのコンテンツが充実しています。また、「ハワイスペシャリスト検定」では、検定対策として取得級別に問題集やトライアルテストを公開しており、検定合格者には、取得級別に様々な「メンバー特典」を用意しています。2020年は、新型コロナウイルスの影響により、ハワイで集合・解散するオリジナルツアーを催行することができませんでしたが、セミナーを1回、ウェブセミナーを40回ライブ配信した他、キュレーターによるウェブセミナーやオンライントークショー、ミニライブへ招待するなどの特典を用意しました。
ハワイ州観光局のミツエ・ヴァーレイ支局長は、「2020年はおうち時間を有効活用される方が増えたことや、新規メンバー向けキャンペーンの実施、オンライン教育や交流に注力した影響もあり、アロハプログラム開設後の過去8年間で最も新規メンバー登録者が増えました。アロハプログラムには無料でメンバー登録することができ、ハワイを学べるコンテンツが豊富に揃っていますので、ハワイの知識を高める場としてより多くの人に利用していただきたいと思っています。」と述べています。
ハワイ州観光局は、ハワイスペシャリスト上級取得者をさらに増やすために、これまで四半期毎に実施していたハワイスペシャリスト上級検定の機会を増やし、今年2月から隔月で実施します。また、ハワイと日本のメンバー交流会や、楽しく学び続けるためのセミナー、オンライン交流会、上級取得者向けトレーナープログラム構築など、メンバー特典のさらなる充実を図っていく予定です。
アロハプログラム(Aloha Program)とは
アロハプログラムとは、ハワイ州観光局が2012年12月に開設したラーニングサイトです。「ハワイを知る、学ぶ、繋ぐ」をコンセプトにハワイに精通した専門家が監修するウェブセミナーやオンライン講座からハワイの文化、歴史、自然などを楽しく学べるプログラムです。学んだハワイの知識力を試せるユース、初級、中級、上級までの「ハワイスペシャリスト検定」がある他、メンバー限定のイベントやセミナー、ワークショップ、ハワイ現地でのツアー催行、メンバー同士の交流会などハワイを学び続けるためのメンバー特典を用意しています。中級と上級検定料の一部はハワイ現地の自然や文化継承のために活動しているNPO団体へ寄付し、メンバーとNPOを繋ぐことでハワイに貢献できる仕組みを設けています。
ウェブサイトリンク:https://www.aloha-program.com