2011年11月、ハワイ州ホノルル市で開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で採択されたホノルル宣言に応え、ハワイ州政府、文化団体、経済界、学術団体、慈善団体から60人を超えるリーダーが任意団体「ハワイグリーングロース」を発足しました。ハワイグリーングロースは2018年11月、太平洋地域で初めて国連SDGsの「ローカル2030ハブ」(Local2030 Hub)に選ばれました。因みにアジアでは唯一、静岡市が選ばれています。ローカル2030ハブの取り組みには地域性とテーマ性が必要で、地域性ではSDGsに関する優先目標を地域社会で特定し、地域の需要に対応する革新的な取り組みを実践していきます。テーマ性では成功事例を展開し、SDGsを地域で実現するための主要問題の意識啓発を促していきます。
ハワイグリーングロースは、持続可能な社会の実現のための課題に対し、ハワイ独自の文化、価値、知恵に基づいた課題解決策を開発するため、2011年以来、ハワイにおける優先目標を明確にして、資金調達の仕組み、政策を検討し、SDGsの目標に沿ったハワイ版SDGs「アロハプラスチャレンジ」の構想と、2030年目標にむけた達成状況を追跡するための共同指標「ダッシュボード」の開発に取り組んでいます。
【ハワイがローカル 2030ハブに認証されるまで】
2011年:アジア太平洋経済協力会議(APEC)サミットにて、「ハワイグリーングロース」構想が掲げられる
2014年:持続可能な社会の実現に向けて進める6つの取り組みを掲げる社会目標「アロハプラスチャレンジ」が制定
2015年9月:国連総会で持続可能な開発目標(SDGs)が正式に採択される
2018年11月:ハワイグリーングロースが太平洋拠点として初めて国連SDGs「Local2030」のプロジェクトハブにはじめて認証される