オアフ島の壁画アート

ここ数年の間でハワイのアートが世界中から注目され、アートの話題が常に絶えないハワイ。ハワイで生まれ育ったアーティストはもちろん、世界中からアーティスト達が創作活動の拠点をハワイに移し、ハワイの街並みを様々な形のアートで彩っています。複数年残る壁画から、1年毎に新しく変わるもあり、ハワイの至るところでアートを観ることができます。

ハワイの人気アーティストでサーフェスデザイナーのキム・シエルベックさん。現在はホノルルとカリフォルニアを行ったり来たりしながらも、精力的にアーティスト活動を続けています。 ポップでビビッド、ユニークな色使いが印象的なキムさんのアートは、ハワイのあちこちで見ることができます。カカアコのクック通りとマッキンリーハイスクール）、カイムキのメインストリートであるワイアラエ通りに、新しく設置されたパブリック・パークレットと呼ばれるストリートパーキングスペースでもアートを観ることができます。

場所：マッキンリーハイスクール
住所：1039 S King St, Honolulu, HI 96814

(写真提供：ハワイ州観光局）

ハワイのコーヒーを味わい学ぶ「ホノルル・コーヒー・エクスペリエンス・センター」とPOW! WOW! HAWAIIのディレクター兼アーティスト、ジェフ・グレス（Jeff Gress）とのコラボによる壁画アートが2018年9月20日に公開。カラカウア大通りとカピオラニ通りの角、ワイキキ玄関口を飾るこの壁画アートは、ホノルルの新しいアートシーンとして親しまれていくことになるでしょう。

場所：ホノルル・コーヒー・エクスペリエンス・センター
住所：1800 Kalakaua Ave, Honolulu, HI 96815

(写真提供：ハワイ州観光局）

9歳まで九州で過ごし、香港やニュージーランドを経て2006年にハワイへ移住。渡瀬悠宇や手塚治虫の世界観に魅了され、マオリ族のタトゥやデイブ・マッキーンからも大きな影響を受けた彼女の作品は、独自の視点から繰り出されるユーモアとディテールが魅力で、瞬く間にローカルを惹きつけ注目されるアーティストのひとりとなりました。クヒオ通りの「スターバックス・リザーブ」やアラモアナの「ターゲット」に行くと彼女が描いた壁画を観ることができます。

場所：スターバックス リザーブ
住所：2255 Kuhio Ave. #101, Honolulu, HI 96815

場所：ターゲット アラモアナセンター
住所：1450 Ala Moana Blvd Ste 2401, Honolulu, HI 96814

(写真提供：ハワイ州観光局）

オアフ島在住の人気イラストレーター、ニック・カッチャーは、1960年代にルーツを持つホテルの歴史とその精神にインスピレーションを受け『ワイキキ ファン』というタイトルの作品を制作しました。この作品はサーフィンやダイヤモンドヘッド、すぐ近くのワイキキシェルでのライブミュージックなどをモチーフに、世界的に名の知られたワイキキビーチとその海岸線を走るカラカウア・アベニューを描いたものです。サーフカルチャーをテーマに、ヴィンテージな色使いと文字デザインを添えた作品は、ノスタルジックな個性を漂わせています。

場所：クイーン・カピオラニ・ホテル
住所：150 Kapahulu Ave, Honolulu, HI 96815

(写真提供：ハワイ州観光局）

ワイキキ生まれのマイク・フィールドは、ハワイならではの温かみにあふれ、時を越えたホスピタリティをテーマにした壁画を制作しました。ウルコウとは「コウの木立」という意味で、その昔、ワイキキのアリイ（ハワイの王族）たちが好んだ場所を指します。そこには涼やかなやさしい風が吹き、セイリングを楽しんだり木陰で休息を取るのに最適な場所でした。『ウルコウのレイ・グリーター』は、ダイヤモンドを背景に夕暮れ時の海岸を望むウルコウで、レイを手に訪れる人を歓迎する女性の姿が描かれています。

場所：クイーン・カピオラニ・ホテル
住所：150 Kapahulu Ave, Honolulu, HI 96815

(写真提供：ハワイ州観光局）

クールなパイナップルのサーファーと忠実な相棒が、ロビーで皆様を出迎えます。ヴィンテージなスポーツのポスターにインスピレーションを受け、ケイティ・ボーデンが制作した『マカとパイナップル・ボーイ』は、1960年代の古き良き時代の愉快な雰囲気を今に伝える、楽しいサーフィンの壁画です。

場所：クイーン・カピオラニ・ホテル
住所：150 Kapahulu Ave, Honolulu, HI 96815

(写真提供：ハワイ州観光局）

C 館1階～3階の各フロアリアナ・ウォルフ（Leanna Wolff）がハワイの海を描いた壁画アート。1階は海中の光景、2階はうねる波の内側から見た水面、３階は上空から捉えた海の景色が描かれています。青い海にサーフボードで浮かんでいるかのようなセルフィー撮影スポットもあります。2018年5月に公開され数ヶ月にわたり一般公開されました。

場所：ロイヤル・ハワイアン・センター
住所：2201 Kalakaua Ave, Honolulu, HI 96815

(写真提供：ハワイ州観光局）

A 館3階 ケエナ・ノエアウ カルチャールーム「ケエナ・ノエアウ」の壁画は、ベサニー・ジョルジュ（Bethany Georges）がハワイの海辺に生息する固有植物のナウパカの花にまつわるラブストーリーを描きました。オアフ島育ちのべサニーさんはハワイ固有の多様なモチーフを用いて、絶滅危惧の鳥や虫や植物が互いの存在を支え合う相互関係を表現しています。

場所：ロイヤル・ハワイアン・センター
住所：2201 Kalakaua Ave, Honolulu, HI 96815

(写真提供：ハワイ州観光局）

A 館３階（ティファニー隣）POW! WOW! Hawai’iの共同創立者で壁画アーティストとして知られるカメア・ハーダー（Kamea Hadar）と、ハワイの海や自然の写真を撮り続けている写真家のザック・ノイル（Zak Noyle）の初のコラボレーション作品。パイプラインの波を描いた壁画アートは2018年9月に公開されました。

場所：ロイヤル・ハワイアン・センター
住所：2201 Kalakaua Ave, Honolulu, HI 96815

(写真提供：ハワイ州観光局）