ハワイ州観光局公式ラーニングサイトアロハプログラムでは、キング・カメハメハ デーである 6月11日(金)に、カメハメハ大王について学ぶLIVEウェブセミナー「ハワイの休日 カメハメハデー」を開催します!
LIVEウェブセミナーは無料で、講師はアロハプログラムキュレーターの浅沼正和氏が務めます。ハワイ州観光局公式ラーニングサイト「アロハプログラム」のハワイスペシャリスト検定初級以上の合格者は誰でも視聴可能です。アロハプログラムとは、ハワイ州観光局が2012年12月に開設したラーニングサイトで、ハワイに精通した専門家が監修するウェブセミナーやオンライン講座からハワイの文化、歴史、自然などを楽しく学ぶことができます。
カメハメハデーの祝日が制定されたのは、カメハメハ大王の孫、カメハメハ5世が統治していた1871年です。翌年の1872年から6月11日がハワイ王国の祝日になりました。白人勢力の台頭と欧米文化の影響の高まりを憂慮したカメハメハ5世が、ハワイ文化の継承やハワイアン民族意識の鼓舞などを意図して制定したと伝えられています。
近年では、6月11日はハワイ州の学校や公共機関が休みになるほか、前後の週末には各地でパレードや音楽コンサートなど華やかな記念行事が催されます。シンボル的な行事として知られているのが、カメハメハ大王像にレイを捧げるレイセレモニーです。6月11日に近い金曜日に、多数の団体が厳かにフラやチャント(詠唱)を捧げ、レイを大王像に捧げます。そして祝賀行事を華やかにするのは、翌日に開催されるフローラルパレードです。カメハメハ大王をはじめとする王族、戦士たちを模した一団が乗る山車、トロピカルフラワーで飾られた多数の山車、王朝時代の騎馬用の衣装に身を包んだ女性達(パウライダー)、ブラスバンドなどがダウンタウンからワイキキまでを練り歩きます。祝賀行事はハワイ各島で開催され、カメハメハ大王の出身地であるハワイ島では3つの地区(カパアウ、ヒロ、カイルアコナ)、マウイ島やカウアイ島、モロカイ島でもパレードやコンサートなどの行事が行われます。カメハメハ大王像は、オアフ島のホノルル、ハワイ島のカパアウとヒロ、ワシントンDCの連邦議事堂の4ヶ所にあり、この時期になるとワシントンDCにあるカメハメハ大王像にもレイが捧げられています。
2021年は昨年に続き、新型コロナウイルスの影響でフローラルパレードなど観衆が密になるイベントが中止されましたが、非公開で行われる式典は、公式ソーシャルメディアから中継されます。また、150周年を迎える2022年には州を挙げて盛大な祝賀イベントを開催することが予定されています。