ハワイ州、2022年は31の自然保全活動プログラムに約157万ドルを支援

2022.01.21

2022年1月6日、ハワイ州の観光振興機関「ハワイ・ツーリズム・オーソリティ(HTA)」と「ハワイ・コミュニティ財団(HCF)」は、ハワイの自然資源の保護と再生のためのデスティネーション・マネジメントの取り組みを加速させるため、ハワイの自然を保護、再生するために活動するコミュニティ団体を支援する「アロハ・アイナ・プログラム」を通じて、2022年は31の社会活動プログラムを支援するために157万5,000ドルの助成金を授与することを発表しました。

アロハ・アイナ・プログラムは2010年に発足されて以来、345のコミュニティ団体やプロジェクトを支援するために、総額約1,200万ドルの資金を提供してきました。助成金の対象は、自然環境の保護と改善、ハワイのよりホリスティックで再生可能な観光モデルの支援を行っている適格な非営利組織から厳しい審査を経て選出されます。

HTAは、国連の「17の持続可能な開発目標(SDGs)」と「持続可能な開発のための国連2030アジェンダ」を支持しており、HTA2025年戦略プランの重要な一部であるアロハ・アイナ・プログラムは、天然資源管理に関する州のアロハプラスチャレンジの枠組みと合致しています。

HTAチーフ・ブランド・オフィサーのカラニ・カアナアナ氏は、「アロハ・アイナ・プログラムは、HTAが自然環境の管理について教育し、人々を巻き込むことによって、環境に変化をもたらしている団体を直接支援するものです。私たちは、地域団体の努力と、美しいハワイを守るために団体の活動を受け入れてくれた地域社会に感謝しています。」と述べています。

2022年のアロハ・アイナ・プログラムの運営は、自然資源関連の非営利団体との協働経験があり活動実績のあるHCFが委託を請けました。HCFコミュニティ助成金・イニシアチブ担当上級副社長のミッシェル・カウハネ氏は、「HCFは、HTAのアロハ・アイナ・プログラムを支援できることを誇りに思います。今年の受賞者は、より豊かで繁栄するアイナ(土地)へという目標を共有し、集団行動を真に重視する地域主導の問題解決策の強みを発揮しています」と述べています。

2022年の提案依頼書(RFP)は2021年9月15日に発表され、応募者からの提出物は2021年10月29日までに受理されました。2021年はパンデミックによりアロハ・アイナ・プログラムの提案依頼書(RFP)は、2021年のプロジェクトには発行されませんでした。

2022アロハ・アイナ・プログラムの助成金受賞者は次の通りです。

ハワイ・ツーリズム・オーソリティ(Hawaiʻi Tourism Authority)
ハワイ・ツーリズム・オーソリティは、ハワイ最大の雇用を創出する観光産業を戦略的に支援、管理するために1998年に設立されたハワイ州の観光振興機関です。観光産業の持続可能性と、州民や地域社会にもたらす利益を確保するために努めています。
https://www.hawaiitourismauthority.org

ハワイ・コミュニティ財団(Hawaiʻi Community Foundation)
105年にわたり地域社会に貢献してきたハワイ・コミュニティ財団は、州内でも有数の多様な形で社会貢献活動を行うフィランソロピー機関です。財団は、人生を変え、コミュニティを向上させたいと願う寄付によって作られた300以上の奨学金基金を含む1,000以上の基金を管理しています。2020年は奨学金920万ドルを含む1億4,240万ドルの助成金と契約を州全体に分配しました。また、地域社会の問題や非営利団体の動向に関する情報源としての役割も担っています。
https://www.hawaiicommunityfoundation.org

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