2018年ハワイ国際映画祭のクロージングナイト作品として上映された「モアナヌイアケア」は、ホクレアが2014 年から2017 年にかけて、世界18 カ国150 以上の港を訪れたマラマホヌア世界航海の様子を収めた長編ドキュメンタリー映像です。「モアナヌイアケア」では、世界が直面する課題に対する根本的な解決に向けて、先住民の声と視点は重要な役割を果たすことが明らかになりました。そしてこのドキュメンタリーは、島々の文化が伝承してきた知恵に敬意を表し、マラマホヌア世界航海とホクレアの価値、持続可能性、団結力、文化の道標を、航海コミュニティの枠を越えて、より広い世界に永続させるために展開します。そしてマラマホヌア世界航海の永続的なレガシーを未来に引き継ぐために重要な役割を担います。この航海の先駆的な環境保護と保全の取り組みは、すでに環境を守るために数え切れないほどの新しい習慣を生み出しています。絶滅寸前だった伝統芸術の復興に大成功を収めたことで、先住民の文化に対する誇りと敬意がよみがえり、忘れられていた文化習慣を積極的に再発見するきっかけにもなっているのです。この映画は、観客を大海原の世界へ導くだけではなく、我々の祖先がいかにして明るい未来への鍵を持っていたか、そしてそれを使うかどうかは我々次第であることを教えてくれるのです。
原 題: MOANANUIĀKEA: ONE OCEAN ONE PEOPLE ONE CANOE
言 語: 英語(日本語字幕あり)
概 要: ハワイ州/2018年制作/153分