800万ドルをかけた大改装を経て2022年4月下旬にグランドオープニングセレモニーを盛大に行った『アウトリガー・リーフ・ワイキキ・ビーチ・リゾート』。客室や、「アオ・カルチャー・センター」、「ハーブ・カネ・ラウンジ」、そしてハワイが誇るアーティストらがライブを繰り広げる「カニ・カ・ピラ・グリル」がお披露目されました。
アートでモダンな空間の「ハーブ・カネ・ラウンジ」
歴史家でポリネシア航海協会創立者の一人でもあるアーティスト故ハーブ・カワイヌイ・カネの貴重な原画を見ることができます。また、デジタルアーティストのカリ・ケーハウ・ノエ氏がデザインを手掛けた伝統航海カヌー「ホクレア」のバーチャルアートが展示されています。ハワイのコミュニティ、そして祖先とのつながりや永続的な関係を表現した繊維アート「Eia Hawaii, He Moku, He Kanaka(ハワイという島、ハワイという人)」も常設されています。
ロビーに展示されている一際目立つダイヤモンドヘッドの壁画「ComingHome」は廃棄漁網で制作され、「持続可能な社会の実現に向けて使い捨てプラスチックの消費を減らそう」というメッセージが込められています。また、ホテル入り口に展示されているアウトリガーカヌーは、100年前のカヌーを修復したものです。海側にはハワイの著名アーティスト、カメア・ハーダー氏の壁画「I Ka Wa Ma Mua, Ka Wa Ma Hope」もあります。ここに描かれている若者は、全員ハワイのために活躍した人たちの子孫…というストーリーがあるそうです。
プロジェクトマッピングで臨場感も味わえる
ポリネシア航海協会(PVS)やフレンズ・オブ・ホクレア&ハワイロアなど、このホテルが提携してきた団体とゲストをつなぐ場所が「アオ・カルチャー・センター」です。伝統航海カヌー「ホクレア」のバーチャルアート展では、臨場感あるホクレアの航海を体感しながら、ポリネシア航海術について学ぶことができるほか、ホクレアが、マラマ・ホヌアを掲げた世界一周航海で使用していた帆の展示などが無料で楽しめます。
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Photo credit: アウトリガー・リーフ・ワイキキ・ビーチ・リゾート