ハワイ州産業経済開発観光局(DBEDT)は、「2022年秋のハワイ住民意識調査」の結果を2023年2月8日に発表しました。この調査結果によると、ハワイ州の住民は、観光の経済効果と住民の生活の質のバランスを取るために、より多くの努力がなされていると感じていることがわかりました。
具体的に調査結果では、44%の住民が「自分の島では観光がより良く管理されている」と答え、67%が「観光による地域社会への影響を管理するために税金を使うべき」と回答するなど、観光に対する管理の考え方が浸透していることが示されました。また、ハワイ・ツーリズム・オーソリティ(HTA)のデスティネーション・マネジメント・アクション・プラン(DMAP)や、HTAの観光に対する管理への取り組みを知っている住民は、より好意的な見解を持っていることもわかりました。
HTAの局長兼最高責任者であるジョン・デ・フリーズは、「潮目が正しい方向に変わりつつあるのは、地域のステークホルダー、政府機関、観光産業のパートナーとの連携によるデスティネーション・マネジメントの取り組みが功を奏したことが大きい」と述べています。また、「私たちは、地域社会に直接資金を投入し、州内のホットスポット(局所的な混雑地域)における効果的な変化と観光の影響を軽減する努力を続けています」と述べています。
観光に対する住民の関心は、現在、経済的利益と生活の質とのバランス、そしてこのバランスを改善する観光管理の取り組みによって形成されています。今回の秋のハワイ住民意識調査で住民感情を向上させた要因の上位3項目は、「雇用機会」、「地元企業の支援」、「住民のためのショッピング、ダイニング、エンターテイメントの選択肢の創出」でした。