ハワイ州産業経済開発観光局(DBEDT)とハワイ日米協会(JASH)は、2023年7月27日(木)、28日(金)の2日間、「絆」をテーマにホノルル市で「日本・ハワイ姉妹州姉妹都市サミット」(以下、日本ハワイ姉妹サミット)を開催しました。ハワイ州知事、ホノルル市・郡長、カウアイ島市長、マウイ島市長、そして姉妹・友好関係にある日本の6県16市町の知事、市長、代表者が参加しました。日本ハワイ姉妹サミットでは、政府間・自治体間の交流を促進する目標を設定し、それぞれの交流プログラムに関する情報を共有することで、姉妹・友好関係をさらに深め、強化するための共通の課題が検討されました。
ハワイと日本はとても特別な関係にあります。ハワイは地理的に日本とアメリカの交差点に位置しています。その歴史は、150年以上前に日本人移民がハワイに渡った時に始まり、その後数十年にわたる深く長い友好関係は、戦後から今日に至るまで育まれ続けています。姉妹・友好関係の中には、初期の日本人移民とその子孫たちがハワイで築いた同郷の絆に基づくものもあります。また、文化、フラやウクレレへの情熱、自然やスポーツ、教育交流など、さまざまなものへの感謝を通じて築かれた姉妹関係や友情関係もあります。ある姉妹関係は、第二次世界大戦の惨禍を経験した後の世界平和への共通の願望から始まったものや、非常に悲劇的で不幸な海難事故後の交流の結果として築かれたものもあります。
新型コロナウイルス感染症によるパンデミックにより対面交流ができなかった期間は、オンラインによる交流を継続する努力がされてきましたが、今回の日本ハワイ姉妹サミットで明らかになったように、対面交流が再開された今、実際に顔を合わせて交流することの重要性と意義の大きさが再確認されました。日本ハワイ姉妹サミットでは、参加者は既存の関係を更に発展させる方法について議論し、新しい交流を共同で促進する一方で、この目標に向けて協力する意欲を確認しました。