ハワイ州産業経済開発観光局(DBEDT)は、観光に対する住民感情を示す「2023年春のハワイ住民意識調査」の結果を公開しました。この調査は、住民の経済的、社会的、物理的環境に与える観光の影響を継続的に監視するために1988年からオムニトラック・グループ社によって実施されています。今回の調査は、2023年5月5日から22日までの期間、ハワイ州の人口比率を考慮して12の地域に分け、住民に対して電話(24%)およびオンライン(76%)を組み合わせた混合方式で1,960名に調査を実施しました。
観光に対する住民の意識は、2010年代初頭から続いていた長期にわたる低迷を経て、2022年春以降は安定しています。今回の調査結果において、主要な上位指標のほとんどは、前回の6ヶ月/12ヶ月の指標と比べて最小限の動きがあった程度でした。また、ハワイ州の観光管理の認知度が59%へ増加し、取り組みが機能していると感じる傾向が大きくなり、観光の利点と欠点のバランスがプラス側へと働いたたことで、住民の観光産業への感情が良い方向に傾いたと推察できます。