ハワイ・ツーリズム・オーソリティ(HTA)は、自然資源の保護、文化活動、フェスティバルおよび主要イベントに焦点を当てた地域パートナーシップを発表しました。2025年1月1日から6月30日までの期間に、ハワイ州全域で実施される105の地域団体、プロジェクト、プログラムおよびイベントを対象に、総額約300万ドルを再投資します。
HTA理事長のムフィ・ハネマンは、「このような協力関係を通じて、多民族文化の保存、環境保護、そして意義ある体験の創出に向けた地域社会への重要な投資を行っています。その結果、観光はハワイの住民を支援するだけでなく、ハワイの人々や場所と訪問者が本物のつながりを築くことで、訪問者の体験も向上させることができます。」と、述べています。
HTAは、ハワイの自然・文化遺産を守り、地域社会の持続可能な発展を支援する活動を行っている非営利団体「キロハナ」と連携して、次の5つの主要プログラムを通じてパートナーシップを運営します。
Kahu ‘Āina(カフ・アイナ:環境保護)
Kūkulu Ola(ククル・オラ:文化継承)
Ho‘okipa Malihini Initiative(ホオキパ・マィヒニ・イニシアティブ:観光支援)
Community Enrichment(コミュニティ・エンリッチメント:地域活性化)
Signature Events(シグネチャー・イベント:主要イベント)
提案書は、各島の代表者からなる評価委員会によって審査されました。審査基準には、HTAが推進しているハワイ州の「アロハプラスチャレンジ」 および「アイナ・アロハ・エコノミック・フューチャーズ」の原則にいかに合致しているかを示すことが含まれています。また、ハワイ州の会計年度に合わせて、2025年7月1日から2026年6月30日までに実施されるプロジェクトやイベントを対象に、2025年初頭から新たな募集を行う予定です。
HTAのダニエル・ナーホオピイ最高管理責任者は「観光は地域社会に様々な形で貢献しており、HTAはその恩恵を住民が望むプログラムやプロジェクト、イベントに還元する重要な役割を担っています。これらの活動を各島で遂行する献身的な団体や実務者と緊密に連携しながら、支援していくことを楽しみにしています。」と、述べています。
これらのプログラムは、地域社会のニーズに応える取り組みを補完するものであり、観光産業におけるキャリアや人材育成を強化するとともに、非営利団体や中小企業が観光に携わる能力を向上させるための能力開発ツールの支援、そして基礎的な技術支援トレーニングを提供することを目指しています。