モバイルパスポートコントロールが日本語に対応、専用レーンも拡充

2024.12.21

ハワイ州交通局(HDOT)は、ダニエル・K・イノウエ国際空港におけるモバイルパスポートコントロール(MPC)の利用拡大と専用レーンを増設したことを発表しました。また、MPCアプリが日本語にも対応し、日本人旅行者にとって使いやすくなりました。

MPCは、旅行者がスマートフォンやタブレットを使用して、入国審査所に到着する前にパスポート情報および税関申告情報を提出できるシステムです。米国税関・国境警備局(CBP)によって開発したこのアプリを利用することで、米国入国時の待ち時間が大幅に短縮されるとともに、最高水準のセキュリティを維持したまま効率的な手続きが可能になります。

12月8日に開催されたホノルルマラソン2024においては、CBP、HDOT、日本発着航空会社、そしてホノルルマラソン日本事務局が協力して、約1万人の参加者及びその関係者に向けて、MPCの利便性をアピールするプロモーションを展開しました。その結果、この期間中のMPCの利用は約3倍に増加し、ホノルルマラソン関係者はスムーズな入国手続きを体験できました。

利用拡大へ期待するコメント
ハワイ州知事 ジョシュ・グリーン氏
「私たちの政権は、責任ある観光と経済成長を促進することに取り組んでおり、旅行をより安全かつ便利にするために日本や連邦政府が協力して達成した成果を誇りに思います。11月には日本人のグローバルエントリー利用開始を発表しましたが、12月にはMPCの日本語対応という次の一歩をお知らせできることを嬉しく思います。」

ハワイ州交通局長 エド・スニッフェン氏
「MPCの利用者は、その利便性を認識する旅行者が増えるにつれて急速に増加しています。ホノルルマラソン期間中の利用増加がその証拠です。この優れたツールを活用して、ハワイへの旅行者を今後さらに歓迎できることを期待しています。また、MPCの成功は、CBPの革新性と効率性への取り組みを示すものであり、今後もCBPの運営支援や旅行者体験の向上のための投資を楽しみにしています」

CBPエリアポートディレクター ジョージ・ミナミシン氏
「ハワイにおけるMPCの成功は、CBPとHDOTの強力なパートナーシップを証明しています。MPCはセキュリティを強化しながら旅行者の入国手続きを円滑化する重要なツールです。HDOTがこの革新的なソリューションの普及を支援してくれたことに感謝しています。」

詳細については、以下のリンクをご覧ください:
HDOTのMPCに関するニュースリリース
https://hidot.hawaii.gov/blog/2024/12/17/mobile-passport-control-now-available-at-daniel-k-inouye-international-airport/
モバイルパスポートコントロールに関する詳細情報
https://www.cbp.gov/travel/us-citizens/mobile-passport-control
グローバルエントリーに関するグリーン知事の発表
https://www.allhawaii.jp/business/article/media/839/

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