ハワイの最高峰マウナケア(標高4,205 m)は、空気が澄んでいて、毎年の晴天日が300日近くあり、世界で最も天体観測に適した地とされています。晴天率の高さ、大気中の不純物の少なさから、世界最高レベルの天体観測地と言われています。現在、日本の国立天文台が運営するすばる望遠鏡を含め、11ヵ国13基の天体望遠鏡が設置され、研究を行っています。すばる望遠鏡は、主鏡は単一鏡としては世界最大級の8.2メートルの口径で、その強力な集光力で天体からの微弱な光も捉えることができるそうです。このようにハワイ島には、天体観測を行う環境が整っているため、世界中から天文学者が研究に訪れており、ハワイ大学ヒロ校は、天文学を目指す学生に人気です。ハワイは、太平洋の真ん中に位置し、数々の条件が重なり合い、天文や宇宙について学ぶのに絶好の場所です。
ハワイでの学習素材:天文学
2021.11.23世界最高レベルの天体観測環境が整うハワイ
ハワイ大学ヒロ校では天文学の研究に携われる
ハワイ島ヒロにあるハワイ大学ヒロ校は、自然豊かな環境から天文学などの自然科学の専門科目を学べます。
天文学とは、宇宙がどのように始まり、進化したかについて研究を行う学問です。ヒロ校では、天文学の学位を取得できます。また、プロの研究天文学者、天文台の技術スタッフ、教育者として、天文学のキャリアを望む学生には、特別なトレーニングの機会も提供されています。 同大の天文学学科では、マウナケアに設置される天文台を訪問できる機会もあります。
星空観測ツアー
コロナ禍では、星空観測ツアーの催行を事前に確認する必要がありますが、標高2,800mのオニヅカセンターで星空観測を楽しみ、世界の天文台が設置される山頂へ訪問することができます。なお、天候不良等等で、山頂へのゲートが閉鎖している場合は山頂まで訪問することはできません。