アロハプラスチャレンジ:自然資源の管理

2021.06.14

ハワイ州は、2014 年7月、持続可能な社会の実現に向けて進める6つの取り組みを掲げる「アロハプラスチャレンジ」という目標が定められました。これは、ハワイ版SDGsと言われ、以下の6つの取り組みを行っています。

①クリーンエネルギーへの転換
②地元産の食料供給
③自然資源の管理
④廃棄物の削減
⑤持続可能なスマートコミュニティの形成
⑥グリーンジョブ&環境教育

旅行業界、教育機関においても、これらの取り組みをご理解いただき、環境にやさしいツアー会社の選定やこれらの取り組みへ賛同いただけましたら幸いです。

自然資源の管理

淡水の確保、河川流域の森林 30%を保全、地元住民主導型の海洋資源管理、外来種抑制、ハワイ固有種の保護などを通して自然資源の保全を目指します。また、淡水の確保や外来種へのバイオセキュリティ計画も含まれています。

事例:サステナブル・コーストラインズ・ハワイ

地域社会で、気軽にビーチ清掃活動などに参加できるような取り組みを行っているサスティナブル・コーストラインズ・ハワイは、ごみを減らすことやビーチ保全の必要性を人々に伝え、教育プログラム、地域啓発キャンペーンを企画運営を行い、他の団体によるビーチ清掃活動も支援しています。

事例:コーラル・リーフ・アライアンス

コーラル・リーフ・アライアンスは、世界のサンゴ礁を救うことを使命としている環境NGO団体です。

ハワイや世界中のコミュニティと協力して、サンゴ礁を守る活動を行いつつ、サンゴが気候変動にどのように適応するかといった科学的な研究を行い、次世代に向けて保護され、繁栄していくための活動をしています。

事例:アウトリガー・ホテルズ&リゾーツ

アウトリガー・ホテルズ&リゾーツは、世界の海が健康で美しい状態を保てるように、『OZONE(アウトリガー・ゾーン)』と名付けた国際的な自然保護プロジェクトとして、2014年以来、海洋保全活動を積極的に行っています。

具体的には、宿泊されるゲストの皆様に、客室内でのビデオ視聴、ホテル内でのレクチャーを行ったり、サンゴ礁に害のない日焼け止め「Reef Friendly Sunscreen」をホテル内のプールに設置しています。
また、2015年以降、ワイキキ水族館、アメリカ海洋大気庁(NOAA)、ポリネシア航海協会、パパハーナウモクアーケア海洋国家遺産といった機関と共に、サンゴ礁の保護を、今後10年かけて、フットボール場のような広々としたサンゴ礁の育成に取り組んでいます。

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