アロハプラスチャレンジ:地元産の食料供給

2021.06.15

ハワイ州は、2014 年7月、持続可能な社会の実現に向けて進める6つの取り組みを掲げる「アロハプラスチャレンジ」という目標が定められました。これは、ハワイ版SDGsと言われ、以下の6つの取り組みを行っています。

①クリーンエネルギーへの転換
②地元産の食料供給
③自然資源の管理
④廃棄物の削減
⑤持続可能なスマートコミュニティの形成
⑥グリーンジョブ&環境教育

旅行業界、教育機関においても、これらの取り組みをご理解いただき、環境にやさしいツアー会社の選定やこれらの取り組みへ賛同いただけましたら幸いです。

地元産の食料供給

現在ハワイの食料自給率は約 10%。2030 年までにハワイ州の食料生産量を2倍に増やし、消費される食料の 20~30%を地元産のもので賄う目標を掲げています。地元産食料価格を削減する他、食料廃棄物の削減も目指します。

事例:クアロアランチ

クアロアランチは、東京ドーム450個分(約500万坪)の広大な土地で、60種類以上の農作物や養殖栽培を行っています。牛肉、魚、パパイヤやマンゴー、ライチ、パイナップルなどのフルーツをはじめ、マカデミアナッツ、野菜、トロピカルフラワーなど多数です。

クアロアランチで生産された農作物は、クアロアランチのビジターセンター内の「KualoaGrown Market 」で毎週木曜日から日曜日の10時~17時まで販売しています。また、農作物流通チャネルFarmLinkでも販売を行っています。

事例:ザ・カハラ・ホテル&リゾート

ザ・カハラ・ホテル&リゾートは、地元産の食材を使うことで、地元の農業、畜産業、漁業などの生産につながり、輸送に伴う環境負荷も低減しています。

マウイ島出身の総料理長は、地元の旬な最高食材を使って、腕を奮っています。その食材は、ハワイ産コナロブスターからカンパチ、アワビ、野菜、果物と幅広く、それぞれの素材の持ち味を活かした料理を提供しています。

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