アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が2022年8月23日に発表した「全国人口動態統計レポート(National Vital Statistics Reports Volume 71, Number 2)」の「アメリカ合衆国州別生命表2020(U.S. State Life Tables, 2020)」によると、ハワイ州住民の平均寿命は、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、前年より若干低下しましたが、男女の総合平均寿命は80.7歳と最も長く、性別においても男性が77.6歳、女性が83.8歳となり、州別ランキングでそれぞれ全米1位を獲得しました。また、65歳時の平均余命も男女の平均値は21歳と最も長く、性別においても男性が19歳、女性が22.7歳となり、州別ランキングでそれぞれ全米1位を獲得しました。
ハワイ州の住民が歴史的に長寿であることは、温暖な気候、屋外活動の多い生活様式、低肥満率、低喫煙率、保険制度が整備されていることに起因すると報告されています。
2020年のハワイ州住民の死因の上位は、心臓病(死亡者数3,698人)、次いでがん(死亡者数2,478人)、不慮の事故(死亡者数673人)でした。ハワイヘルスデータウェアハウスによると、2020年にハワイで記録された12,027人の死亡のうち、322人がCOVID-19によるものでした。COVID-19による死亡の約半数は75歳以上の人でした。