ハワイ州、配慮が必要な「センシティブ・デスティネーション＆アクティビティ」を公開

ハワイ州観光局は、旅行者の安全上の理由やハワイの自然や文化史跡の保護、そして地域や住民への配慮を心がけるために、プロモーション活動を行わない地域やアクティビティを地図に取りまとめた「Statewide Hawaii Sensitive Destinations & Activities（ハワイ州センシティブ・デスティネーション＆アクティビティ）を、ハワイを紹介するメディア関係者に公開しました。

この地図には、記事を書く際に紹介して欲しくない「DO NOT PROMOTE」（赤バツ印）と、紹介する場合は注意書きを明記の上、慎重に取り扱って欲しい「PROMOTE WITH CAUTION」（黄バツ印）が島別に記載され、その理由も含めて紹介しています。また、「Sensitive Destination, Laws & Best Practice」では、ハワイを紹介するときに知っておきたいハワイ州の法律と優良事例を紹介しています。

ハワイ州観光局は、テレビ、雑誌、デジタルメディア、ガイドブック、新聞、ソーシャルメディアなど、いずれのメディアも「DO NOT PROMOTE」の地域、またはアクティビィの紹介が含まれるハワイ企画、特集、取材への協力はできません。また、ハワイ州観光局が関わらないハワイ企画においても、観光産業の持続可能性のために、地図に表記されている場所やアクティビティについては紹介を控えていただきたく、どうぞご配慮いただけますようお願い申し上げます。

Statewide Hawaii Sensitive Destinations & Activities
ハワイ州センシティブ・デスティネーション＆アクティビティ（英語のみ）
https://www.google.com/maps/d/u/0/viewer?ll=20.869624577089407%2C-157.73064420625002&z=8&mid=1q0I6voHcp6Og_PjeOAgrGtbZhec

「DO NOT PROMOTE」の例：

場所：カイルアビーチ
理由：交通手段／地域への配慮のため。ビーチ付近の住宅道路における車両交通量の増加、ビーチパークの限られた駐車台数対する地域社会の懸念のため、カイルアビーチを紹介することを推進しません。また、ビーチでの商業活動は条例で禁止されています。

場所：カ・イワ・リッジ・トレイル（ラニカイ・ピルボックス・トレイル）
理由：交通手段／収容人数／地域への配慮のため。トレイルの前半は非常に急で、滑りやすく、道に迷うこともある他、頂上にはガードレールなどがなく危険です。正式名称があるので、ピルボックスと紹介しることもお控えください。

場所：アフ・オ・ラカ（カーネオヘ・サンドバー）
理由：文化／地域/環境への配慮のため。この場所で違法のツアーアクティビティや、コンサート／イベントが行われている。伝統名称はアフ・オ・ラカで、フラの女神の神聖な祭壇として文化的に大切にされている場所です。

場所：クカエオヒキ（ラニアケアビーチ）
理由：環境／安全／交通問への配慮のため。歩行者の安全、車の交通量の増加、ビーチに平行する国道83号線の路肩駐車場の制限など、地域社会が懸念するため紹介することを推進しません。また、ウミガメが見られるビーチ、タートルビーチと紹介されていますが、環境問題、海洋生物の生息地の保護の観点からも紹介することをお控えください。

場所：クカニロコ・バース・ストーンズ
理由：文化遺跡で保存が必要のため。ここはオアフ島の神聖な場所で、大切な古代文化遺跡のひとつであり、何世紀も前の王族の出生地として大切に保存されています。7世紀もの間、王族の出生地として利用され、ハワイのコミュニティにとって保存が必要な場所で、現在は一般公開されていません。

• ハワイ州センシティブ・デスティネーション＆アクティビティは英語のみで記載されています。解釈が不明な場合は広報チーム（prhtj@htjapan.jp）へお問い合わせください。
• ハワイ州センシティブ・デスティネーション＆アクティビティの写真は参考用であり、著作権の制限や法律の対象となる場合があります。
• ハワイ州センシティブ・デスティネーション＆アクティビティの情報は常にアップデートされますので、随時ご確認ください。
• ハワイを紹介する際は、マエマエツールキットも一緒にご参照ください。 https://www.allhawaii.jp/business/article/media/750/