オヒアとはハワイ諸島全土のおよそ20パーセント前後を占める、もっとも広範に分布するハワイ固有の樹木です。そして、オヒアに咲く花(レフア)は赤いボンボン状をしており、この外観が炎に似ていることから、ハワイ島キラウエアに住むとされる火の女神ペレを連想し、ハワイの伝統文化では、レフアはペレのキノ・ラウ(化身)として尊ばれています。
そんなハワイの神聖なる木が現在、木を枯らす植物感染病がカウアイ島に広がり、数多くのオヒアが枯れています。
少しでも感染を予防するために、わたしたちでも5つのことができます。
1.オヒアを気にかけておく
カウアイ島で枯れているオヒアを見かけたら、拡散を防ぐために以下のコンタクト先に連絡をすること。
Kaua‘i Invasive Species Committee
メール: saveohia@hawaii.edu
電話: (808) 821-1490
2.オヒアを傷つけない
傷をつけると病原が入りこみやすくなるので、切ったり、掘ったりしないこと。
3.靴や道具を清潔に保つ
靴や道具に病原菌が付着している場合があるので、カウアイ島を訪れる時は消毒や洗濯をし清潔にすること。
4.洗車する
靴や道具と同じく車も洗車し、清潔にすること。
5.オヒアを動かさない
オヒアを動かすことで新しいエリアにも感染する恐れがあるので、許可なく持ち出さないこと。
以上を実行し、オヒアを守りましょう。