ハワイ州観光局では、2月のハワイ語月間「マヒナ・オレロ・ハワイ(Mahina ʻŌlelo Hawaiʻi)」を記念して、ハワイ語について学ぶ「マヒナ・オレロ・ハワイ特別講座」を4回にわたりライブ配信しました。
現在、ハワイ州は英語とハワイ語を公用語に指定していますが、かつてハワイ語の使用が禁止されていた時代がありました。1896年にハワイ語の使用が禁じられ、20世紀になるとハワイ語を話す人が激減し、その後1980年頃にはハワイ語を話せる人が2千人以下になり、ハワイ語は絶滅寸前でした。その頃、ハワイ文化復興運動(ハワイアンルネッサンス)が広がり、固有の言語なくして文化は残せないという考えのもと、ハワイ語を継承していくための教育が見直され、1978年にはハワイ語が英語と並びハワイ州の公用語として認定され、公立学校の必須科目になりました。現在は、ハワイ大学ヒロ校によるとハワイ語を話せる人はおよそ3万人いると推定されており、増加傾向にあります。2012 年のハワイ州改正法により、2 月をハワイ語の継承、使うことを奨励するハワイ語月間「マヒナ・オレロ・ハワイ」が制定されました。マヒナとはハワイ語で「月」、オレロとは「言語」を意味します。