ハワイの海洋生物に遭遇した時に気をつけたい注意事項

2024.01.10

皆さんは、ハワイのビーチでウミガメやハワイアンモンクシール (アザラシ) に遭遇したら、どうしますか?
貴重な姿を画面に収めようとして、ついつい近づいてしまうかもしれません。
しかし、実はウミガメ、ハワイアンモンクシール (アザラシ)、イルカ、クジラなどの野生海洋生物は、ハワイ州法とアメリカ連邦法によって保護されています。これらに遭遇しても、近づいたり、触ったり、餌を与えたりすることは法律で禁止されており、違反した場合は罰せられる場合があります。

また、残念ながらハワイの海洋生物に対して乱暴な扱いをする動画がネット上で公開されたり、一定距離以上近づいた人が怪我をしてしまう事例も報告されています。ハワイの海洋生物の保護はもちろん、自身の安全のためにも、以下の配慮が呼び掛けられています。

推奨されている安全な距離

ビーチ滞在時やマリンアクティビティ中に海洋生物に遭遇しても、マナーを守って観察し、アメリカ海洋大気庁 (NOAA) によって定められた推奨距離以内に近づかないようにしましょう。

  • ウミガメ: 3m以上

  • ハワイアンモンクシール: 15m以上

  • 小型のクジラとイルカ: 45m以上

  • 大型のクジラ: 90m以上

また、ハワイアンスピナードルフィンとザトウクジラの場合は推奨距離ではなく、必須距離が定められています。必須距離よりも近くで、一緒に泳いだり接近することは法律で禁止されています

  • ハワイアンスピナードルフィン: 45m以上

  • ザトウクジラ: 90m以上

座礁や負傷している海洋生物を見つけた場合

ハワイ・ツーリズム・オーソリティでは、ハワイの海洋生物が負傷などで救助が必要と思われる場合の連絡先と対応の仕方を以下のように奨励しています。

  •  アメリカ海洋大気庁 (National Oceanic Atomspheric Administration)のMarine Widlife Hotline (電話: 888-256-9840)もしくはハワイ州政府 Deaprtment of Land & natural Resources (電話: 808-643-3567) へ電話。

  •  動物の種類の特定するために、安全な距離を保ちながら海洋生物の写真を撮影し状態を記録。保護する担当者が、その動物の種類にあった必要な措置を講じることができます。

  •  無理に助けようとはせずに、保護にあたる担当者が来るまで待ち、安全な距離を保ちながら動物の居場所を特定できるようにする。

  •  負傷した動物が立ち去ろうとしたら、無理に追いかけない。

  •  できる限りその場を落ち着かせ、海洋生物からは距離を保つ。

観察時のマナー

  • バリアや注意喚起のサインの外側から観察し、ビーチで休憩しているウミガメやハワイアンモンクシールを起こさないようにしましょう。

  • 30分以上観察しない。

  • ボートや海岸からイルカや鯨を観察する場合、一緒に泳ぐことは禁止されています。

  • クローズアップで見たい場合は、カメラのズーム機能を使用しましょう。

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