Maui Ocean Center
マウイ・オーシャン・センター Maui Ocean Center

マウイ・オーシャン・センター、絶滅危惧のウミガメ6匹を海へ放流

2016.08.24

マウイ島マアラエアにあるハワイ最大の水族館「マウイ・オーシャン・センター」 では、今月末、2歳になるウミガメの海への放流を行います。今回旅立つのは、2014年7月4日にシーライフ・パーク・ハワイで孵化し、「ハワイアン・グリーン・シータートル教育ローン・プログラム」を通じてマウイ・オーシャン・センターにやってきた6匹のアオウミガメの子どもたちです。センターでは、孵化したばかりの子ガメが健康に発育できる安全な環境を与えると同時に、来館者たちに絶滅の危機に瀕したハワイのウミガメについて学ぶ機会を提供しています。マウイ・オーシャン・センターでは、1998年からこれまでに60匹のウミガメの赤ちゃんを飼育し、放流してきました。

センターのハワイアン・カルチャー・アドバイザーのカフデーン・デーン・マックスウェル牧師によるブレッシングで迎えられた6匹は、それぞれの性格に合わせて、「アラウラ」(夜明けの光)、「パアニ」(やんちゃな)、「マコア」(勇敢な)、「アホヌイ」(忍耐強い)、「ヒラ」(内気な)、「アカハイ」(優しい)と命名され、2歳を迎えるまでセンターのタートルラグーンで過ごしました。水族館主任スタッフのラリッサ・ツリースは、「ウミガメの巣立ちは、何度経験しても感動する瞬間です。孵化したばかりの赤ちゃんとしてセンターに来て以来、その成長を毎日見守ってきた私たちにとって、家族同様のウミガメたちが 自然の生息地へ旅立つ姿を見送れることは何より大きな喜びです 」と語っています。

センターでは放流に先立ち、シーライフ・パーク・ハワイの獣医、ベス・ドーシャー先生とセントラル・マウイ・アニマル・クリニックのポール・マッカーディ先生同席のもと、水族館の飼育員による最後の健診が行われ、それぞれのウミガメに個体識別を可能にするマイクロチップのPITタグが2つ装着されました。今月末には、水族館スタッフや州当局、ハワイの海洋科学コミュニティのメンバーが参加し、ウミガメたちの安全な出発を祈る非公開セレモニー「ホロムア・ナ・ホヌ」が太平洋沖で行われます。マウイ・オーシャン・センターでは、放流の準備やセレモニー、旅立ちの瞬間の様子をソーシャルメディア(www.Facebook.com/MauiOceanJP、Instagram/Twitter@MauiOceanJP )で随時発信しています。また今後数カ月以内には、1歳のウミガメたちが新たにタートルラグーンに仲間入りする予定です。

マウイ・オーシャン・センターは、年中無休で午前9時〜午後5時まで営業しています。7月と8月は午後6時まで。一般入場料は、大人$25.95、シニア(65歳以上)$22.95、子供(3-12歳)$18.95、2歳以下は無料です。1ウィークパス、年間パス、パッケージ、グループ料金もございます。プライベートイベントも承ります。詳しくはウェブサイトwww.mauioceancenter.comをご覧下さい。

ハワイアン・グリーン・シータートル教育ローン・プログラムについて
シーライフ・パーク・ハワイでは、大人のハワイアン・グリーン・シータートルの群れが毎年約200 〜800匹を出産しています。その全てが海に返されますが、そのうちの何匹かは、ウミガメについての教育の機会を提供するため、マウイ・オーシャン・センターやシーライフ・パーク・ハワイやその他の共同研究機関で最適な環境で飼育された後、放流されます。このプログラムは、米国魚類野生生物局によって承認され、米国海洋大気庁太平洋諸島水産科学センターの科学的助言のもと実施されています。子ガメたちは2〜3歳の年齢に達すると、 米国魚類野生生物局の承認の下、指定された場所でハワイの海に放流されます。

マウイ・オーシャン・センターについて
マウイ島南西部のマアラエア湾にあるマウイ・オーシャン・センターは、海の神秘とハワイの海洋生物への理解を深め、環境の保護を促進する目的で、1998年に設立されました。総面積3エーカーのマウイ・オーシャン・センターは、生きたサンゴや世界でもここにしかない多種多様なハワイの海洋動物を飼育している数少ない水族館の一つ。60ある展示では、ハワイ固有種に出会えます。トリップアドバイザー社による旅行者が選ぶ「全米トップ25ベスト水族館」入賞や「エクセレンス認証」5年連続取得で2015年に殿堂入りを果たしているほか、ザガットサーベイの米国ファミリートラベルガイドにおいて「ハワイのトップアトラクション」に選ばれました。磯から広大な海の世界へ、ハワイのユニークな水中世界を探検することができるセンターでは、海洋学者によるインタラクティブなプレゼンテーションや最先端の展示を通して、ハワイの文化や歴史に触れながら、海洋環境への理解を深めることができます。館内には、「シースケープ・マアラエア・レストラン」と「リーフカフェ」の2つレストランと「ハレ・メア・オノ・コーヒーカート」、ギフトショップ「マウイオーシャントレジャーズ」があります。ギフトは、オンラインshop.mauioceancenter.comでも販売しています。マウイ・オーシャン・センターについて詳しくは、www.mauioceancenter.comをご覧下さい。最新情報は、日本語の公式Facebook(www.Facebook.com/MauiOceanJP )、Instagram/Twitter@MauiOceanJP でもご覧いただけます。 詳しくは、電話(808)270-7000またはウェブサイトwww.mauioceancenter.com まで。
住所:192 Ma‘alaea Road; Ma‘alaea, HI 96793

マウイ・オーシャン・センター海洋研究所が発足
マウイ・オーシャン・センター海洋研究…
2016.09.24
トピックスの一覧
サメと泳げる「シャーク・ダイブ・マウイ」
サメと泳げる「シャーク・ダイブ・マウ…
2016.08.10