現在も営業している、1925年建築のシアター
さとうきび産業が盛んだった20世紀初期、ハワイにはたくさんの映画館がありました。家庭にはテレビもなく、娯楽も少なかった時代。プランテーションで働く人たちにとって、町の映画館に足を運ぶのが最大の娯楽でもあり、パレス・シアターもそんな映画館全盛の頃につくられた劇場のひとつです。オープンは1925年、ネイバーアイランドの映画館のなかでは一番スケールが大きく立派な劇場でした。時代の流れとともに、古き良きの映画館のほとんどが姿を消しましたが、このパレス・シアターはまだまだ現役。今も週末は映画が上映され、そのほかコンサートやお芝居なども上演されています。
