ハワイにあるポリネシア・カルチャー・センターでは、今年はCOVID-19(新型コロナウイルス)対策のため、ファイヤーナイフ世界大会をキャンセル致しましたが、昨年の様子や女性部門で優勝した、ジェレリー・ナレアイのドキュメンタリーが公開されました。
ファイヤーナイフはサモアの文化ですが、ハワイのショーでは欠かせないものとなっています。ファイヤーナイフの起源は、サモアの戦士が戦争後にナイフで行っていたダンスが始まりとなっています。1946年に、アメリカンサモアンのチーフ・レトゥリが、サンフランシスコで開かれたエキスポで、サモアンダンスのショーを披露していました。彼は、一人のインドからの演者が口から火を噴いていたのと、一人の女性が、電球を端に付けた棒を回していたのを見て、ファイヤーナイフダンスを思いつきました。当初は「こんなの伝統では無い。」と否定する人もいたそうですが、今となっては大切な、そしてエキサイティングなサモア文化の一部となっています。
来年こそは、ファイヤーナイフ世界大会を開催できることを祈ります。