ハワイ生まれにこだわった老舗のサーフブランド
創業1977年、すべての歴史は、オアフ島のウィンドワードエリアで名シェイパーとして知られるロブ・バーンズ氏がカイルアにオープンした小さなサーフショップが始まりでした。開業当初からオーナー自身がシェイプを手掛けるサーフボードをはじめ、オリジナルデザインのボードショーツやTシャツなどアパレルラインも展開、特にオープン後の1970年代から1980年代は、当時のサーフシーンを盛り上げていたトップサーファーたちがチームライダーとして世界中で活躍し、「ローカルモーション」のブランド名をサーフシーンに轟かせ、T&CやHICに次ぐハワイ三大ブランドとして不動の地位を築いたのです。
現在もトップサーファーたちが愛するサーフボードはもちろん、サーファーだけでなく、ハワイに暮らすローカルたちに愛される「ローカルモーション」のアパレルラインは、ほどよくソフトでおしゃれなスタイルが特徴的。海に囲まれたハワイでの生活は、誰にとっても海とは切っても切り離せないライフスタイルが主流です。そんな海と密接したハワイのライフスタイルをデザインのエレメントとして重要視し、ハワイ発のブランドとしてハワイらしさを感じられるデザインにこだわっていることから、デザインのすべてはハワイ在住のローカルデザイナーたちが手掛けています。そんなデザインへのこだわりが、ハワイに暮らすローカルたちにも愛される理由であることが感じられます。
2022年現在、創業45周年を迎え、老舗ブランドの地位に甘んじることなく、再びサーフシーンの盛り上げ役となるためにここ数年はリブランディングにも取り組んでおり、往年のロゴの復活やアメリカ本土のサーフィンのメッカ、カリフォルニアのハンティントンビーチへの出店など、さらなるブランドの飛躍を目指して邁進し続ける「ローカルモーション」は、今後の展開にも目が話せない注目のハワイ発ブランドのひとつです。
また、現在プロのトップサーファーとして活躍している数々のローカルサーファーたちを輩出した「ローカルモーション」主催のサーフコンテスト「サーフ・イントゥー・サマー(Surf into Summer)」が今年は3年振りに再開催されます。ハワイのアマチュアサーファーたちの登竜門として、島中からキッズ&若手サーファーたちや応援に駆けつけたファミリーが集い、会場となるアラモアナボウルズが見えるマジックアイランドは、大会開催中は大いに盛り上がります。滞在中にタイミングがあえば、ローカル気分で大会を覗きに行ってみるのもおすすめです。