ハワイの楽器「ウクレレ」を代表するブランドは、「コアロハ」「カマカ」「コオラウ」といったウクレレ専門店がありますが、「カニレア」もその1つです。
カニレアの創業者は、オアフ島カイルア育ちのジョー・ソーザ&クリスティン夫妻が、1998年に創業したウクレレメーカーです。5 世代前に、ポルトガルのマデイラ島で、ソーザ家は、4本の弦を持つ小さな楽器「ブラギーニャ」を演奏していました。 1879 年にブラギーニャ (ウクレレの先祖と言われている楽器) がポルトガル移民によってハワイに持ち込まれましたが、ソーザ家もハワイに持ち込んだそうです。
ジョー・ソーザさんは、カニカピラ タイルのウクレレを演奏し、家族や友人と共にビーチや家で歌って楽しんでいました。1990年、消防士として働きはじめたジョーさんは、弦楽器製作者の故ピーター”アンクルピート”ベルムデスの弟子となりウクレレの演奏と製作のスキルを磨きはじめました。
そして、クリスティンさんと出会い、結婚。その後「ウクレレショップ」を設立しました。2006年、カニレアウクレレは、カネオヘに工房を移して最新技術でウクレレを製作。
カニレアウクレレは、TRU(Total Resonating Ukulele)という特殊なブレイシングシステムを採用しています。それによって、TRU-R ブレーシングは、音の向上と軽量化に成功しました。
また、業界初のパイナップル型 テナーウクレレも製作しています。
現在は、アラモアナセンターとウィンドワードに店舗があります。ジョー・ソーザ&クリスティン夫妻の長男のカイマナさんは、お店の顔となっています。
見学ツアー
平日、1 日 1 回、朝9時半からオアフ島ウィンドワードのカネオヘにある工場で、見学ツアーを行っています。 ガイドツアーは約90分で、ウクレレができるまでの流れを紹介します。
見学ツアーは、2種類あります。
- 最大10 名まで参加できるグループツアー(1人20ドル)
- 個人などで参加できるVIP プライベートツアー(250ドル)
参加するには、ウェブサイトから事前予約が必要です。
https://www.kanileaukulele.com/tour/