伝説が残る潮吹き穴。高さ20mに及ぶことも。
ポイプの波が天然の溶岩洞に流れ込み、大きなうねりが寄せると噴水のように放出され、その時の「シュー」という叫び声にも似た音がハワイの伝説になっています。ハワイ先住民は、カイカプという大きなトカゲの魔物がこの海岸線を守っていると信じ、この地域で魚を取ったり泳いだりすると魔物に食べられてしまうと恐れていました。ある日、リコという名の少年が海に入りました。カイカプが襲いかかりましたが、リコは鋭い棒を魔物の口に突き刺して、溶岩棚の下に入り込み、小さな穴を通って地上に逃げたのです。魔物はリコを追いかけましたが、溶岩洞の中で引っかかってしまいました。潮吹き岩から噴き出す音は魔物の叫び声、水しぶきは魔物の吐く息だと言われています。