ハワイアンバンドと伝統的なフラパフォーマンス、オーシャンフロントのロケーションで長年親しまれているハウス ウィズアウト ア キー。
その名前の由来は、アメリカの推理作家であり脚本家であったアール デア ビガーズ (Earl Derr Biggers)のチャーリー チャン シリーズの最初の作品であるミステリー長編小説の「ハウス ウィズアウト ア キー（鍵のない家）」からきています。
アール デア ビガーズは、1919年静養でハワイを訪れ、グレイズ バイ ザ シーという家族向けのホテルに滞在していました。その隣にあったのが、ホノルルで警官をしていたアーサー モーガン ブラウンの家で、彼の家には鍵が一つもなかったため、ハウス ウィズアウト ア キー（鍵のない家）と呼ばれていました。ビガーズは、ハレクラニにあるキアヴェの樹の下で、ブラウンやクリフォード キンボール（当時のハレクラニ総支配人）、ホノルル警察で刑事をしていたチャン アパナ達とその頃ホノルルで実際に起きていた事件等を話題にし、一緒に時を過ごしていました。ビガーズが、その話などからヒントをえて、アパナ刑事の名前やブラウンの家の呼び名などをとりいれ執筆した「ハウス ウィズアウト ア キー（鍵のない家）」は1925年に出版されました。読者は、当時のハワイの生活を垣間見ることができ、それ以降も小説に描かれた場所や主人公のチャーリー チャンを探しにハワイを訪れた愛読者も多くいたとのことです。
そしてそのハウス ウィズアウト ア キーに屋外バー「アールズ」(EARL’S)が新たに加わりました。アールズという名前は、ハウス ウィズアウト ア キー（鍵のない家）の著者アール ディア ビッガーズにちなんで名付けられました。アールズでは、ハレクラニのシグネチャーケーキのココナッツケーキにちなんだ「ココナッツケーキ マルティーニ」など、最新のカクテルをお楽しみいただけます。
今日もハワイの美しいサンセットをバックに、ハワイアンバンドと元ミスハワイのフラダンサーが夕刻を彩るレストランとして、古き良きハワイを知るスタッフと樹齢130年を超えるキアヴェの木がお客様をお迎えしています。
