タロイモは古来ハワイアンたちの主食で、ハワイ語でKalo(カロ)と呼び、ポリネシアから運ばれてきたとされています。他のどんな食べ物よりも生命力、滋養があると信じられていました。タロイモは、炭水化物やたんぱく質の他、葉にはビタミンA、B、カルシウムや鉄分も含まれています。
タロイモの根を焼いたり蒸した後、粘りが出るまですりつぶし、好みの固さになるまで水を加えて作ったものがポイといい、栄養価が高いことから赤ちゃんのミルクや離乳食としても使われます。
また薬としても効果があることから、タロはハワイアンの生活に欠かせないものだったのです。
ハワイ島でタロイモの産業地として最も有名なのはワイピオ渓谷です。
渓谷内では現在もタロイモ農家の方々が静かに暮らしています。
馬に乗りながら古代ハワイアンの時代へタイムスリップした感覚を味わえます。